Vol.37 秋のジュエリー
空が高くなって、更に空気が澄んできました。こうして秋を実感できるようになると、秋冬の装いが気になります。街へ行けば、もうすでに今年のブーツや秋冬のコートがほとんで出揃っています。出来ることなら、ジュエリーも秋の装いに合わせたいものです。
以前もご紹介したストックホルムのセーデル地区にあるジュエリーショップ『Smide och Form』。ここでジュエリーをデザインし作っているヘドヴィグ・ヴェステルマルクさんの改装した店内を拝見したくて、出かけてきました。以前は無かった岩肌を模したグレートーンのクールな壁面が、ゴールド、シルバーや宝石に素敵にマッチしています。
この様々な色の石をあしらったリングの名前は「ウッラ」。若い頃、ヘドヴィッグさんにとって初めてのお客様がウッラさんで、このリングを注文したそうです。ウッラさんは建築家で、60代のとても可愛らしい素敵な女性だそうですが、リングの名前はこのお客様にちなんで付けられました。
このジュエリーショップを訪ねた時、木工や家具の勉強をしているヘドヴィグさんのお嬢さんアスタさんがショップにいたので、彼女がしていたリングもちょっと拝見。
お母様が作ったアクアマリンの大振りの指輪も、アスタさんがつけると若々しい印象になって、これまた素敵でした。